敬老の日。長く寝たきりの祖母とアロマテラピー
今日は敬老の日です。 私にも祖母がいます。 祖母は8年前に脳梗塞で倒れました。 前の日まで元気で沢山喋ったりしていたのが、左脳をやられてしまったので 倒れたその日から、目の視力も失い、言語、考える機能も全てなくなりました。 そして右上半身、下半身が全く動きません。 目をあけていても無表情。 完全に寝たきりになりました。 勿論食べる事も出来ないから胃瘻です。 それから8年たりました。 普通倒れて8年もたてば、どんどん悪くなるのでしょうが 私の母は毎日病院に行き、物事が全くわからなくなった赤ちゃんになった 祖母に毎日話しかけ、顔をふいてあげて足や手をさすってあげていました。 上の画像のように、愛情たっぷり接しています。 今でも寝たきりには変わりませんが、まず表情が出てきました。 下の画像も笑ってるんです♪ 泣いたり、笑ったり、怒った顔をしたり。 そして片言喋れるようになりました。 たぶん祖母の脳は1歳から2歳くらいです。 そして8年も寝たきりなのり、床ずれもなく、年寄り特有の臭いもなく 肌はツヤツヤで、今にも前のように喋りかけてくれそうです。 この8年。アロマテラピーも大活躍しました。 本当に介護のアロマテラピーの可能性を私も母も感じています。 祖母の部屋は個室なのですが、毎日ケアマネージャーさんがデュフューザーに ブレンド精油を入れてくれて毎日芳香浴をしています。 口腔ケアにはハーブウォーターで母が毎日口のケアをし ハーブウォーターは全身に使用出来るので化粧水から、ヘアケアから 乾燥肌のケアも、ハーブウォーターとホホバオイルで行っています。 お部屋にずっといるので年中唇が乾燥するのですが これは蜜蝋リップクリームを。 そして今日は敬老の日なので私がアロマハンドトリートメントを 祖母にしてあげました。 母も言っていたのですが、左手がいつも痛いみたいで 触るだけで痛そうな顔をするのですが アロマハンドトリートメントを母がゆっくりやってあげると 本当に気持ち良さそうにして穏やかな顔になるよって言っていました。 私も今日はいつもよりもっと優しく、触れるだけのハンドトリートメントを してあげたら、いつも痛そうなのに、すっごく気持ち良さそうでした。 お年寄りの肌は、薄く、血管もぶよぶよでやはり圧を入れるトリートメントは 向きません。 なで擦るアロマトリートメントが一番良いと思います。 8年間、アロマテラピーと一緒に母も、ほぼ毎日祖母に会いに行き 話しかけて愛情たっぷりで祖母に接しているから ばあちゃんは今もずっと元気で床づれもなく肌もツヤツヤなんだろうなと 思いました。 ずっと寝たきりのお年寄りは乾燥がひどいです。 ホホバオイルを使用したアロマトリートメントで 脱水が防げたという話しも聞きます。 やはり皮膚のケアは大事になってきます。 しかし毎回行くたびに、表情が豊かになっているので驚きです! 一番祖母のお気に入りの言葉は 「ばあちゃんはベッピンさん!」 この言葉を言うと、大笑いするのです! いつまでも女性なんですね。 香りを嗅ぐという事は脳の感情や記憶に直結していきます。 最初の2〜3年、祖母はずっと無表情でしたが感情が出てきました。 笑ったり、泣いたり、怒ったり。 アロマテラピーの可能性はまだまだありそうです。 そしてアロマテラピーは香りだけでなく、皮膚の抗菌や傷のケア 免疫力調整などにも役立ちます。 こうやって、アロマテラピーを介護現場で使用する事によって 先週依頼があった介護家族者向けのアロマテラピーのセミナーを 自分や母が体験している介護でのアロマテラピーを伝えたので、生き生きとした 物になり、介護家族者さんにとても伝わったと思います。 やはり実践した事が一番伝わると実感しました。 またお休みの時は、アロマハンドトリートメントに行こう! 私の持っているアロマの本の中でこんな事が書いてありました。 「アロマトリートメントは体にリラックスをもたらす」 *恐怖・不安を和らげる *痛みを一時的に迂回 *眠りを誘う *心臓と呼吸のリズムを整える *感覚意識を目覚めさせる 是非皆さんもアロマトリートメントを